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共用型レンタルサーバで NODE.js を使う

※以前、別サイトで公開していた記事を移転しました。

現在でも、「レンタルサーバではNODE.jsは使えない」というのが一般的な認識のようです。お勧めされているのはたいていVPSですね。
ウイルネットでは、共用型レンタルサーバのWLP3プラン、WASP3プランでNODE.jsをご利用いただけます。

実際には制約もあるので、試してみて不都合があればVPSで、ということにはなるのですが、NODE.jsの環境を一から構築しなくて済むので、まずお試しいただく価値はあると思います(共用レンタルサーバからVPSへのプラン変更も可能です)。

以下、Linuxレンタルサーバ WLP3-05プランでExpressを動作させてみた実例です。
伝統の「Hello World」を表示してみるところまでですが、レンタルサーバで導入できることを示せる最もシンプルな例となると思います。

(1)「契約」から「契約を追加」をクリック
※この「契約」は、Pleskのホスティング管理上の用語(英語版では「Subscription」)で、ウイルネットの契約を意味しません。

(2) ウェブサイトの作成方法で「Node.js」を選択

(3) 必要事項を入力して「契約を追加」をクリック
ドメイン名を入力します。
「サービスプラン」は「なし」、「契約パラメータの作成後にカスタマイズに進みます」はチェックされた状態とします。

(4) ホスティング設定の作成が始まります。

(5) 割り当てるリソースを設定します。
実際に使用できるリソースは、ここでの設定値か、ウイルネットの契約での値か、どちらかの小さい方になります。

※ここまでは通常のホスティング設定と同じです。ここからNODE.js環境の構築となります。

(6) NODE.jsアプリケーションの基本設定
「ドキュメントルート」と「アプリケーションルート」を設定します。
アプリケーションルートに、起動ファイル(デフォルトでは「app.js」と package.json を置きます。
「ドキュメントルート」と「アプリケーションルート」は同じディレクトリにしておくのがトラブルがないようです。

(7) package.jsonを準備
FTPでもPleskの「ファイルマネージャ」でもいいので、「アプリケーションルート」に package.json を以下の内容で作成します。ここでは「ファイルマネージャ」を使いました。

(8) app.jsを準備
「アプリケーションルート」にapp.jsを作成します。
portには、環境変数PORTの値を設定します。Pleskから割り当てられたポート番号が設定されます。

(9) パッケージインストール
関連のモジュールがまだインストールされていませんので、インストールします。
「Node.jsコマンドを実行」をクリックします。
プルダウンメニューで「install」を選択し、実行します。

するとpackage.jsonの内容に従って、必要なモジュールがインストールされます。

(10) NODE.js有効化
「NODE.js有効化」のボタンをクリックします。
正常に動作すれば、「有効化されました」と表示されます。

(5) アクセスしてみる
ブラウザでアプリケーションURLにアクセスし、「Hello World」が表示されれば成功です。

留意事項

  • WEBサイト全体がNODE.jsアプリケーション前提で構築されますので、メインのWEBサイトと別にNODE.jsアプリを動作させる場合は、サブドメインでの運用をお勧めします。
  • ドキュメントルート」と「アプリケーションルート」は、ともにデフォルトの「/httpdocs」としておくのがトラブルがないようです。
  • ポート番号は、process.env.PORT の値を必ず設定してください。
  • PleskのドキュメントではGitの利用が推奨されています。自社でリポジトリをお持ちの場合はお勧めします。

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